
街で見かける最近の高校生は皆身長が高いですよね。
だからこそ我が子の身長の伸び方が遅いと、「うちの子はまだ伸びる可能性があるのかしら」と心配される親御さんもおられるでしょう。
どうしたら高校生の身長は伸びるのか、高校生でも身長が伸びる可能性があるのか、そんな疑問について今回は考えてみましょう。
身長の高い低いは遺伝じゃないの?
よく親の身長が低いと子供も低いとか、親が高いから子供も高いとか言われることもありますが必ずしもそうとは限りません。
日本では戦時中の子供たちは食糧事情が極端に悪かったこともあり、戦後生まれの子供たちは平均して親よりも身長が高くなりましたし、平成生まれの子供たちの平均身長はさらに伸びています。
身長の高いか低いかは確かに瞼が一重か二重かのように遺伝情報に含まれてはいますが、それだけで決まるものではなく成長する環境で変わり、親の身長が低くても子供は伸びる可能性があるのです。
事実、私の知り合い夫婦は両方とも小柄。
そのご両親も小柄なのにその知り合い夫婦の子供たちは背が高く、そのため家の鴨居に頭をぶつけないようにかがんでくぐっています。
笑い話のようですが本当です。
高校生は身長が伸びる可能性がまだまだあります!
昔と違い今は栄養状態が良いためか思春期や成長期が早くなっています。
女の子の初潮年齢も昔に比べて随分早くなりました。
それに伴い身長の伸びる時期が早い子と遅い子に時間差がでてきています。
成長著しいと感じられるのは11歳から18歳くらいまでですが、男の子は22歳くらいまで成長するとも言われます。
つまり個人差がかなりあるということです。
この個人差のために自分の子供と他所の子供とを比較して「身長が低いのではないかしら」と心配になるのだと思いますが、大丈夫です。
高校生はまだ成長期に属しますから可能性は十分にあるのです!
身長を伸ばすいい方法ってある?
身長が伸びるというのは言い換えれば骨や筋肉が成長することです。
骨と筋肉を成長させるのに欠かせないものは栄養・運動・睡眠です。
昔から言われているように、よく食べよく遊びよく眠る子が成長するのです。
その中で親が子供にしてあげられることといえば栄養面の補助ですね。
骨を作るものの代表的な栄養素はカルシウムとリンです。
この二つが骨を形成しています。
これを多く含むのは牛乳やヨーグルトなどの乳製品です。
小中学校の給食には必ずといっていいほど牛乳が出され、和食のメニューと合わないとの指摘が話題になるほどですね。
それが、高校生になった途端に牛乳を飲む習慣がなくなる子供も多いと聞きます。
牛乳やヨーグルトなどの乳製品はカルシウムやリンだけでなく、筋肉を作るのに必要なたんぱく質もバランスよく含まれているのです。
身長を伸ばしたいのであれば是非摂らせたい食品です。
おわりに
現代では共働きだったり介護の必要な家人がいたりと親も何かと忙しい毎日です。
それでも、高校生の子供の身長を気にしておられるなら、栄養面に少しだけ気を配ってあげてくださいね。
可能性はあるのですから諦めないことが大事です。