街中で高校生を見かけるとつい自分の子供と見比べてしまうのは親の常ですね。
子供も年頃になり身長が少し低めなのを気にしている様子が伺えればなおのことです。
高校生が身長を伸ばすためには運動が不可欠なのはご存知でしょうか。
今回は身長と運動の関係について少し説明しましょう。
なぜ身長を伸ばすのに運動が必要か
まず身長が伸びるとはどういうことかというと、要は骨と筋肉が成長することです。
小さい頃にあまり筋肉をつけてしまうと身長が伸びないと聞いたことはありませんか。
それは骨が十分に成長する前に筋肉がついてしまうことで、骨の伸びようとする力が筋肉に抑え込まれてしまうからだと考えられています。
では、そういう子供は身長が伸びないのかと言えばそうではありません。
筋肉をつけるのは日々の鍛錬が必要ですが、えてして落ちるのは早いものです。
受験生になり運動をしなくなった結果、筋肉が落ちてしまった、受験が終わり適度な運動を始め睡眠時間が増えたら身長が伸びてきた、という子供もいます。
運動により骨量が増えることと筋肉が発達することは、各種の実験結果や研究により証明されています。
そのことからも身長を伸ばすのには運動は必要だとわかります。
身長を伸ばすうえでの運動と睡眠の大きな関係
身長を伸ばすには運動の他に睡眠も重要です。
人間は眠っている間に成長ホルモンが分泌されます。
睡眠時間が足りないと成長ホルモンが骨や筋肉に働く時間が減りますから、骨や筋肉の疲労回復が遅れることにもなりますし発育にも影響があります。
骨と筋肉は使わなければ鍛えられないものですが、同時に睡眠をしっかりとらなければ補修も発達もできないのです。
また、日中に適度な運動をすることで高校生が感じる勉強や友人関係のストレスも発散され、精神的に安定することでぐっすりと眠れるようになりますし、運動による疲労が眠りをさらに深くすることで成長ホルモンがたくさん分泌されます。
運動が良質な睡眠を誘い身長を伸ばす手助けをしてくれるわけですね。
運動のもうひとつの波及効果
運動するとお腹が減りますよね。
育ち盛りの高校生でしたらなおのこと。
それこそがチャンスです。
身長を伸ばすためにはカルシウムやリンやタンパク質などの骨や筋肉を発達させる栄養が必要です。
だからといってカルシウムやタンパク質を含むものばかり摂っていても効率的とはいえません。
糖質や脂質やタンパク質、ビタミンにミネラル。
この五大栄養素をまんべんなくバランス良く摂取することが大事なのです。
栄養をたくさん摂るためには、やはり食べる絶対量を増やすことが早道です。
「空腹は最高の調味料」とも言いますが、美味しくバランスの良い食事をたくさん摂ることで必要な栄養素が身体に取り込まれ、結果的には身長が伸びるのです。
おわりに
高校生の身長を伸ばすには運動が不可欠であることを説明してきましたが、運動のやりすぎは禁物です。
スポーツ障害を起こすほどになってしまうと日常生活にも支障をきたしてしまいます。
あくまでも適度な運動にとどめておきましょう。