子供の成長は、元気で健やかに育ってくれれば満足なのですが、欲を言えば「身長が伸びて欲しい」と願う方も多いことでしょう。

特に男の子は、高身長がステータスとなる場面も多々あるため、ナーバスになるお母さんも少なくないと思います。

男の子の低身長はコンプレックスに繋がることもあります。

だから、できるのであれば1㎝でも高く身長を伸ばしてあげたいものですよね。

しかし、子供の身長の伸びは無限ではなくピーク後には手遅れになってしまうこともあります。

身長の伸びが止まってしまう時期・サインを事前に知っておくことが大切です。


男子の身長が止まる時期は大体いつ頃?どんなサインで気付く?

身長が止まる時期は厳密に「〇〇歳まで」というものはなく、大きく個人差があります。

成熟な子に関しては、小学校高学年から身長が伸びなくなるという子もいます。

反対に、高校を卒業した後も身長が穏やかに伸び続けるという子もいますよね。

しかし、高校卒業後も伸びるというのは、かなり極端な例えです。

殆どの男の子は、1~2年ほどの差はあるものの、大体同じぐらいの時期に身長の伸びが止まるとされています。

男の子の身長が止まる時期の目安は「思春期後期」。

つまり、心も体も大人に成熟する頃だと言われています。

身長が止まる時の具体的なサインの例を挙げると

・髭やすね毛などの体毛が生えてくる・毛が濃くなる

・ガッシリとした筋肉質の体つきになる

・喉仏が出てきて、声変わりが始まる

などなど。

身長よりも大人らしい見た目へと成長する頃です。

思春期後期には、身長よりも大人らしい見た目へと成長するホルモンや細胞が働き始めます。

だから身長の伸びがストップしてしまうのです。


男子の身長が伸びるピークはいつ?

身長の伸びには限界があります。

だから、成長が始まる前に身長を伸ばすための手助けをしてあげることが大切になります。

男の子の身長が伸びるピークは13~14歳頃で、この時期は1年で約8~10㎝程身長が伸びると言われています。

それよりも早くピークが来てしまう子も稀にいるのですが、平均は大体このあたりの年齢です。

つまり、思春期の初期頃が身長を伸ばしてあげるために一番最適な時期なのです。

遺伝の関係で、この時期に差し掛かっても思うように身長が伸びないというお子さんもいます。

でも、この時期にしっかりと身長を伸ばすための手助けをしてあげることによって、ただ普通に生活をするよりもより多く身長を伸ばしてあげる可能性もゼロではなくなります。


男子の身長を伸ばすためにできることとは?

「寝る子は育つ」ということわざがありますが、実際に睡眠は身長を伸ばすためにとても重要な役割を果たしています。

よく、身長が突然伸びる子が「夜寝ているときに身体に痛みを感じる。ミシミシと音がなる」と言いますよね。

実は、それは身長を伸ばすために必要な成長ホルモンは就寝中に分泌されているため。

しっかりと質の良い睡眠をとれているお子さんは、他のお子さんよりも身長が伸びやすいという傾向にあるのです。

他にも、適度な運動やバランスの取れた食生活などの要因は沢山ありますが、その中でも特に睡眠の質は重要なんです。

なので、夜遅くまでゲームやスマホで遊んでいるのはもちろん、良い学校に入れたいからと夜遅くまで塾に通わせたり勉強をさせるのも、お子さんの身体の成長を妨げる原因となってしまいます。

思春期は精神的にも肉体的にも大変デリケートな時期です。

親が関与できる部分は大変少なくなってしまいますが、毎日「早く寝なさいよ」という声がけだけはしっかりと行ってあげるようにしましょう。


最後に

いかがでしたか?

男の子は女の子よりも思春期が来るのは少し遅めと言われています。

そのため、小学校高学年になると男の子よりも女の子の高身長が多くなる時期もありますが、その時点でまだ焦る必要はありません。

しかし、身長が伸びるピークはわずか1年前後と大変短いので、そのサインを見逃さないよう十分な注意が必要です。

低身長は男の子にとって大変大きな悩みとなりますので、その悩みを少しでも軽減してあげられるようしっかりと気を配ってあげるようにして下さいね。