身長の小さな女の子は可愛らしく、それが長所となることも多いです。

だから、「そこまで大きくならなくてもいいかな」というお母さんは多いかと思います。

しかし、お子さんが将来目指しているもの、または部活動の関係で身長が伸びないと困るという場合もあります。

女の子は男の子よりも比較的身長の伸びしろがあまりないため、チャンスを逃すと140㎝台・150㎝程度で成長が止まってしまう場合もあります。

女子の場合、男子よりも身長についてはナーバスにはなりにくいでしょう。

でも、中には大きくなりたい、もっと背が伸びたいと思う女子もいますよね。

今回は、そんな女子の身長が伸びるピーク時期から身長が止まる時期まで「女の子の体の成長」にまつわるお話をご紹介していきます。


女子の身長が止まる時期・サインについて

子供の身長が止まる時期は、年齢は違えど男女ともに同じ「思春期後期」と言われています。

女の子の場合は

・初潮が来る

・胸やお尻など、体つきがふっくらと女性らしくなる

などといった「女の子」から「女性」に変化し始める時期が思春期後期です。

しかし、生理が始まったからと言ってすぐに身長が止まるというわけではありません。

思春期後期でも、そこから大体2~3年程度は、まだまだ緩やかではありますが身長が伸びる時期だと言われています。

それを目安に身長を伸ばす手助けをしてあげるのも良いかもしれませんね。

稀な例ではありますが、生理が始まってからも身長が伸び続け、最終的に170㎝まで背が伸びたという女子もいます。

ですので生理が来たからと言って「もう大きくならないんだ・・・」と落胆する必要はありません。

だからといって、高校生になっても生理が始まらないという場合は身長云々の話ではないですよね。

身体の発達に問題がある場合もありますので、なるべく早めに産婦人科などを受診するようにして下さいね。


女子の身長が伸びるピークについて

女の子の身長の成長が目覚ましい時期はいつごろでしょうか。

女子の身長が伸びるピークは、約5年間あると言われている思春期の前期です。

11歳~12歳頃に、約7㎝ほど身長が伸びると言われています。

しかし、女の子の思春期はそれよりも早く訪れるという場合もあるので「そろそろかな」と親御さんが思った頃には既に後期にさしかかり、身長が思ったように伸びなかった、ということにもなりかねません。

ですので、女の子については男の子よりも特に早期の思春期の見極めが大切になってきます。

女の子の思春期の見極め方はずばり「心の変化」です。

思春期の女の子は女性の更年期障害とかなり似ていて、普段よりも感情のコントロールが難しくなり、常にイライラした状態、またはひねくれた考え方を持つようになります。

そういった心情の変化の現れが思春期開始の合図ですので、そのサインを見逃さないようくれぐれも多干渉になりすぎないよう程々に気を配ってあげましょう。


中学生女子の身長が伸びない理由はスマホかも?!

現代は小学生・中学生でもスマホを持つのが当たり前の時期になりました。

特に女子のスマホ普及率は高いです。

小学校高学年で半数以上の女子が自分専用のスマホを持っているというアンケート結果も出ています。

実は、現代の子供の身長を止めている原因の一つがスマホだと言われていることを皆さんはご存知ですか?

この言い方だと少々語弊があるのですが、スマホは子供の成長を「間接的に」妨害する原因を作ってしまうと言われているのです。

思春期の女子は特にお友達とのおしゃべりや手紙交換が大好きですよね。

なので、ついつい夜遅くまでLINEで盛り上がりすぎてお母さんに叱られる・・・なんてこともよくあるでしょう。

実はこの「夜遅くまでLINE」という部分が、女子の身長を止めてしまう原因なんです。

子供の身長を伸ばすための役割を果たす「成長ホルモン」は、就寝時に分泌されます。

なので、休みの前日だけといった「たまに」ならば問題は無いのですが、毎晩毎晩夜遅くまでスマホで遊ぶことによって睡眠時間が削られると、せっかく伸びるはずの身長も通常より伸びにくくなってしまうということも・・・!

ですので、お子さんが「背が高くなりたい」と望んでいるのであれば、特にその点に関してしっかりと管理をしてあげることが大切になります。

しかし毎日制限を付けてしまうことで、女子特有のいじめの原因にもなってしまうこともあります。

親御さんの独断では判断せずじっくりとお子さんと話し合いましょう。

「平日は〇〇時まで」「休日は寝室にスマホを持っていっても良い」などのルールを決めておくのもおすすめです。


最後に

いかがでしたか?
最初にもご紹介しましたが、女の子は男の子よりも思春期が比較的早く、それを見逃してしまうとせっかく伸びるはずだった身長もあまり伸びないままピークを過ぎてしまうということもあります。
ですので、日頃からお子さんの様子に変化がないか、毎日しっかりと観察してあげることがとても大切です。

ですが、お子さんが自分から望んで「背が高くなりたい」と言っていない場合は逆にそれがプレッシャーになってしまいストレスにより身長の伸びが緩やかになってしまう危険性もありますので、あまり過度な期待はせず「健康に成長するのが一番」という穏やかな気持ちを持ってお子さんの成長を見守ってあげましょう。