成長期に必要な栄養素は6大栄養素の「炭水化物」「たんぱく質」「脂質」「ビタミン」「ミネラル」はもちろんですが、その中の「たんぱく質」、ビタミンの「ビタミンD」、ミネラルの「カルシウム」「マグネシウム」「亜鉛」は身長を伸ばすためにより強化したい栄養素です。

そこで、今回は「亜鉛」に注目して成長期での働きやおすすめの食品、レシピをご紹介したいと思います。


成長期に欠かせない亜鉛とはどんな働きをするの?

亜鉛はミネラルの一つで、たんぱく質の合成を促進し、成長ホルモンを形成する成長期に欠かせない栄養素です。

たんぱく質は骨をつくる原料なので、身長を伸ばす上でたんぱく質と亜鉛は密接な関係をもっているのです。

また、亜鉛が不足すると「亜鉛欠乏症」という症状に陥り、身長の伸びが悪くなることがあります。


亜鉛を豊富に含む食品にはどんなものがあるの?

亜鉛が豊富に含まれる食品は牡蠣です。

しかし、生牡蠣を嫌がるお子さんも多いので牡蠣フライやオイスターソース炒めにすると食べやすくなりおすすめです。

また、牛肉はどこの部位でも亜鉛が含まれているので、煮込み料理にすると柔らかくなりお子さんでも食べやすくなりアレンジしやすい食品です。

豚レバーはカツとして揚げ、ソースに浸すことで特有の臭みも消すことができます。

さらに、海苔にも亜鉛が含まれていることから朝食を和食にして、海苔を添えたり、佃煮にしたり、お味噌汁に入れることでも亜鉛を摂取できるのでおすすめです。


亜鉛を効率よく摂れるおすすめレシピはコレ♪

≪牡蠣スープ≫

【材料】
・牡蠣:約10粒
・片栗粉:適量
・玉ねぎ:1/2個
・じゃがいも:1個
・人参:1/3本
・ベーコンスライス:2枚
・オリーブオイル:小さじ1杯
・水:300ml
・固形ブイヨン:1個
・バター:15g
・小麦粉:15g
・牛乳:200ml

【作り方】

①牡蠣は片栗粉をまぶして揉みこんだ後、しっかり洗います

②玉ねぎ、じゃがいも、人参は皮を剥き、1cm角に揃えて切っておきます

③ベーコンスライスも5mm幅に切っておきます

④鍋にオリーブオイルとベーコンスライスを入れてゆっくり炒めます

⑤④に玉ねぎ、じゃがいも、人参を加えて炒めます

⑥野菜に火が軽く通ったら、水と固形ブイヨンを入れます

⑦別のお鍋を用意し、バターと小麦粉を入れて弱火でゆっくりと炒めます

⑧⑦に小さな泡が出てきたら、ゆっくりと牛乳を加えてよく混ぜ合わせます

⑨⑥の野菜が柔らかくなったら⑧を入れて混ぜ合わせます

⑩最後に牡蠣を加え、火が通ったら完成です

牡蠣の亜鉛だけでなく、お野菜のビタミンや牛乳のカルシウムなど栄養満点のスープです。朝食にもピッタリのレシピですよ。

≪以外な美味しさ!豚レバー炒飯≫

【材料】
・パプリカ:100g
・ズッキーニ:100g
・生姜:10g
・豚レバー:240g
・牛乳:50ml
・油:適量
・卵:2個
・ご飯:300g
・中華だし:大さじ1杯
・塩コショウ:適量

【作り方】

①下準備として、パプリカとズッキーニを細かく切り、生姜をすりおろします

②豚レバーは食べやすい大きさに切ってから牛乳につけて臭みを取ります

③フライパンに油をひいてから生姜とレバーを炒め、そこへ溶き卵を入れます

④③にご飯を加えて炒めます

⑤④に切っておいたパプリカ、ズッキーニを加えて炒めます

⑥⑤に中華だしを加えて塩コショウで味を調えれば完成です

豚レバーの臭みもなく卵とWで亜鉛を摂取できます。お好みのお野菜や中華だしをカレー粉にするなどアレンジも自在です。

お子さん好みの炒飯を作ってあげてください。


おわりに

亜鉛を含む食品やレシピはいかがだったでしょうか。

添加物が多い加工食品やインスタント食品は亜鉛をほとんど含んでいないことから、出来るだけ手作りの食事をお子さんに作ってあげることがおすすめです。