プラステンアップは大人が飲んでも効果がある？

身長が低いと、特に男性は大人になってからでも悩んでしまいますよね。

大人でも身長を伸ばす方法があるなら、試してみたいと思うでしょう。

プラステンアップは中高生向けの成長応援サプリですから、もしかしたら２０歳を過ぎていても効果があるかもと思うかもしれません。

しかし実際は、大人になってからプラステンアップを飲んでも、身長が伸びることに効果は期待できません。

２０歳を過ぎてすぐなら少しは効果があるかもしれませんが、２５歳くらいになってくると、身長の伸びは完全にとまっている可能性が高いんです。

どうして大人になってからプラステンアップを飲んでも身長は伸ばせないのか。

それは、身長が伸びるメカニズムに関係しています。

身長が伸びるメカニズムとは？

身長が伸びるとは、言い換えれば骨が成長するということです。

骨が成長するためには、成長できるだけの骨の伸びしろが必要になります。

この骨の伸びしろのことを、骨端線と呼びます。

骨端線は、成長軟骨とも言われ、他の部分とは違い軟骨でできています。

この部分が成長ホルモンの影響を受けて、骨が外側に伸びていく為、骨が伸びると身長が伸びていくと言うわけです。

それなら骨端線を伸ばせられれば、大人でも身長が伸びるのでは？と思うかもしれませんが、骨端線は成長と共に消えてしまいます。

医学的には、骨端線が消えるのは男性なら１８歳前後、女性なら１６歳前後と言われています。

だから、大体そのくらいの年齢で身長は止まってしまうのです。

ですが時々大人になってからも身長が伸び続けている人っていますよね。

その場合は、骨端線が残っているからなのでしょう。

人間の体は、全ての人が同じ年齢で同じように成長していくわけではありません。

２５歳くらいでも骨端線が残っている人が、ごく稀に存在します。

プラステンアップは、中高生に必要な栄養素を補って成長をサポートするためのサプリメントです。

中高生の成長には、十分に栄養を摂ることが必要不可欠ですが、運動量の増加や、外食などで栄養を十分に摂れていない子が多く、そのために身長が伸び悩んでいるケースが少なくありません。

それを補うのがプラステンアップの役割なので、プラステンアップに直接身長を伸ばす力があるわけではありません。

そして、身長が伸びるメカニズムで説明したように、いくら栄養を補っても、睡眠とり運動をしても、骨端線が無ければ身長を伸ばすことはできません。

だから、大人がプラステンアップを飲んでも、効果はあまり期待できないと言うことです。

ただ、本当にごく稀にですが２５歳くらいでも骨端線が残っている方がいるのも事実です。

もしその場合であれば、少しは伸びる可能性もあるかもしれませんが、そこに期待をかけてプラステンアップを飲み始めると言うのも、現実的ではないかもしれませんね。

これらのことから、プラステンアップを大人が飲んでも意味があるのかどうかについて、ご理解いただけたかと思います。

基本的には大人になってから身長を伸ばすことは、手術以外ではほぼ不可能です。

しかし、背筋を伸ばしたり、体のバランスを整えるだけでも、身長は全然違って見えます。

自分にできるとこからいろいろとチャレンジしてみてくださいね。