小学校高学年から高校生ごろにかけてやってくる成長期。
始まる時期の個人差はあるものの誰もが身長の伸びなど成長を実感できる時期でしょう。
実は成長期を自然に任せるだけでなく、より効果的に過ごす方法があります。
まずは、規則正しい生活です。
夜更かしやインスタント食品ばから食べず、早寝早起き、栄養バランスのとれた食事です。
そして、規則正しい生活をベースとしてより成長を促す方法があります。
その一つが「水泳」です。
今回はその水泳が身長の伸びにもたらすメリットについて説明していきます。
水泳は身長が伸びるスポーツ?
結論から言うと、水泳は身長が伸びやすいスポーツです。
その理由は、骨にかかる刺激と無酸素運動です。
まず、身長が伸びるとは、骨の端にある骨端線(こつたんせん)という軟骨が伸びることを意味します。
子どもの頃はこの骨端線が開いているので身長が伸びます。
しかし、年齢を重ねると骨端線が閉じ身長が伸びなくなります。
この骨端線は、適度な刺激を受けることでより伸びることが明らかになっています。
特に水泳は全身の筋肉をバランスよく使う全身運動のため、全身の骨に適度な刺激を与えられることから身長が伸びやすいスポーツと言われています。
また、無酸素運動ということですが、水泳は水中に潜っている間は息ができない無酸素運動です。
無酸素運動は、身体に負荷がかかることから、その負荷を修復させようと成長ホルモンが分泌される働きがあります。
その結果、身長を伸ばす効果があるというわけです。
より身長を伸ばす泳ぎ方があるって本当?
実は、同じ水泳の中でも身長が伸びる泳ぎ方があります。
それが「クロール」と「背泳ぎ」です。
身長は、縦方向に刺激が加わるとことで伸びやすいとされているため、それに値するクロールと背泳ぎは身長を伸ばすために効果的なのです。
もちろん、バタフライや平泳ぎも身体の様々な部分に負荷がかかるため、成長にとって良い刺激となります。
また、水泳を行う前にストレッチを行うことも良いことです。
ストレッチにより筋肉に負荷がかかり、それを修復させようと成長ホルモンが分泌されるからです。
水泳が成長にもたらす相乗効果
水泳は身長が伸びるスポーツだということがお分かり頂けたかと思いますが、まだまだ成長を促してくれる要素があります。
①食事
水泳というスポーツは全身を使うためお腹が空きます。
その結果、成長に必要な栄養素をより摂取できることから成長を促せるというわけです。
炭水化物・たんぱく質・脂質・ビタミン・ミネラル・食物繊維の6大栄養素をベースに成長を促進してくれる栄養素を強化できるとより効果的です。
②睡眠
水泳は体力消耗が激しいスポーツなので、眠くなります。
眠っている間に成長ホルモンは分泌されるので、水泳は適度な疲れもあるため質の良い睡眠をとるのに効果的なスポーツなのです。
③ストレス
実は、ストレスは成長ホルモンの分泌を抑制する働きがあります。
しかし、水泳にはストレスを解消する働きがあるのでそういった面でも成長に効果的なスポーツだと言えます。
おわりに
身長を伸ばすために水泳が効果的なことがお分かりいただけたいでしょうか。
夏休みの間に学校などのプール開放に行くことや習い事としてプールに通うことも良い方法でしょう。
さらに水泳をはじめとするスポーツの後はしっかりストレッチすることで血行が良くなり、骨への栄養が行き届きやすくなります。
スポーツ前後のストレッチも欠かせないようにし、ストレスにならない程度の適度な運動を心がけましょう。