高校時代はオシャレに目覚める時でもあります。
「流行の洋服が着たいな」とか「この洋服は格好いい!」とか雑誌やテレビを見ながらいろいろ考えますよね。
それと同時に「もう少し身長が高かったらいいな」などと思う人もいると思います。
そうすると身長の伸びを阻害する要因がとても気になってきますよね。
そのひとつが「正座」。
正座をすると身長が伸びないとか、足が短くなるという話を聞いたことがある人は多いはず。
それは本当なのかを確認してみましょう!
正座をすると身長は伸びなくなる?
「日本人は畳に正座の生活だから脚が短い」とか、「正座をすると身長が伸びなくなる」とか聞いたことがありますか?
確かに欧米人は身長も高く脚も長いですよね。
でも日本人の平均身長も随分と伸びてきています。
子供が自分より大きくなる(心も身体も)ことをどの親も望むものですが、現代っ子のほとんどが親より大きく育ってどんどんスタイルも良くなり欧米人に近づいてきています。
小学生になってから机と椅子で一日の大半を過ごしている人も多いとはいえ、これは食生活が豊かになり欧米化したことが大きな要因です。
全ての家が洋風ではないのに平均身長が伸びていることから証明できます。
つまり正座は身長とは関係ありません。
確かに長時間正座していると一時的に足の血流は悪くなりますが、それは足のマッサージやストレッチをすることで解消されますし、身長の伸びを阻害する原因にはなりません。
どうすれば身長は伸びるのかな?
身長が伸びるのには条件があります。
身体は骨と筋肉でできているのですから、それを成長させればいいのです。
具体的には必要な栄養を摂ることと十分な睡眠、そして適度な運動をすることです。
高校生は食べ盛りですから今がチャンスです。
骨と筋肉を作るカルシウムやタンパク質をたくさん摂取すると同時に、吸収率を上げるビタミンDやマグネシウムなどを摂り効率を高めるのです。
要は肉や魚や野菜それに乳製品などをバランス良く食べることです。
ただしインスタント食品や加工食品やスナック菓子などにはリンが多く含まれているため、食べるとリンの過剰摂取となりカルシウムが排泄されてしまいますから注意しましょうね。
睡眠と運動のためのストレッチ
身長が伸びる成長ホルモンは寝ている間に分泌されます。
成長ホルモンは筋肉の疲労を回復するとともに骨や筋肉を発達させますから睡眠も重要です。
「寝る子は育つ」とはよく言ったものです。
成長ホルモンが最も働くのは深い良質な睡眠の時とわかっています。
そのために就寝前のストレッチは効果があります。
ストレッチは身体の疲れと歪みを取り除くとともに呼吸を整えリラックスすることができます。
ストレスや緊張で疲れた神経がほぐされ穏やかに眠りにつくことができます。
また、適度な運動も骨を支える筋肉の発達のためにも欠かせません。
運動経験があまりない人が急に運動を始めるとつい無理をしがちになります。
身体に故障が出るようでは本末転倒です。
それを予防するためにも筋肉の柔軟性を高めるよう、運動の前後には必ずストレッチを行いましょう!
おわりに
正座をした姿勢から後ろに身体を倒すストレッチが身長を伸ばす効果があると話題になっています。
寝る前に他のストレッチと混ぜてやってみるのも良いかもしれませんね。