最近の若者は昔に比べると、皆さん背が高いですね。

テレビや雑誌に出てくる芸能人やアスリートの方々を見ていると、「自分ももう少し身長が伸びたらいいな」と考える高校生も多いと思います。

身長を伸ばすためにはどのような栄養や食事が良いのか考えてみましょう。
 
 

高校生の成長に必要な栄養って何?

高校生の頃は骨量と筋力が最も増える時期です。

それに合わせて適切な栄養を摂らないと、身長が伸びるどころか、丈夫な身体にもなりませんね。

身長を伸ばす栄養素というと、まず思い浮かぶのはカルシウムです。

カルシウムは骨の成分ですからとても重要です。

ですが、「身長を伸ばしたい」というなら、できるだけこれらの吸収率を上げて、効率よく取り入れる工夫をしましょう。

必要なのは良質のタンパク質です。

必須アミノ酸をたくさん含んだ動物性タンパク質を毎日の食事で摂ることで、カルシウムの吸収率はアップしますし、筋肉や脳などの内臓も成長します。

また、ビタミンDは腸からの吸収を助け、ビタミンKは骨の形成を促し、マグネシウムは骨の強化に役立ちます。
 
 

身長を伸ばすためにはどんな食事をすればいいの?

「つまり何を食べればいいの?」と思われる方にズバリおススメなのは、しらす干し(ちりめんじゃこ)と青海苔、桜えびです。

これらは覚えておくと便利です。

しらす干しを大根おろしと和えたり、ちりめんじゃこや桜エビをチーズと一緒にパンの上に載せて焼いたり、青海苔をおにぎりに混ぜたりすれば積極的に摂れます。

それでも栄養は足りません。

だからこそ三食きちんとバランスよく食べることが大事なのです。

例えば、朝食に桜エビとキャベツの炒め物、豆腐とワカメの味噌汁、昼食にはちりめんじゃこや青海苔のふりかけを持参し、いわしのハンバーグやひじきの煮物などのお弁当、夕食は鮭のクリームシチュー。

このように乳製品、大豆製品、肉や魚、野菜、海藻などを組み合わせて食べることが、身長を伸ばすカギなのです。
 
 

成長を考えた時に注意したい食べ物って何?

カルシウムやマグネシウムとともにリンも骨の成分のひとつなのですが、リンを過剰摂取するとカルシウムの吸収を妨げてしまいます。

普通の食生活では心配ないのですが、リンは食品添加物のひとつとしてインスタント食品や加工食品、スナック菓子や清涼飲料水に多く含まれています。

また、塩分も摂りすぎると腎臓でのカルシウムの再吸収を抑えて、排泄を促してしまいますし、ほうれん草やピーナッツに含まれるシュウ酸、食物繊維も摂りすぎることでカルシウムの吸収を妨げます。

だからといって絶対食べてはいけないのではなく、食べ過ぎに注意するということです。
 
 

おわりに

身長を伸ばしたかったら、三食きちんとバランスよく食べることが基本です。

そのうえで、少しだけ意識してカルシウムやタンパク質などを摂ってみましょう。

成長のカギはあなたが握っているのです。

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