今どきの高校生は昔「わたしゃもう少し背が欲しい」という歌があったことも知らないですよね。
でも同じように「もう少し身長が欲しいなあ」と思っている人も多いのではないでしょうか。
寝る前のストレッチは身長の伸びにいいとよく耳にします。
今回はこの寝る前のストレッチについて確認してみましょう。
身長はなぜ伸びるのでしょうか
身長が伸びる仕組みはご存知でしょうか。
高い建物を建てる時と同じです。
骨組みと壁、人間でいえば骨と筋肉を発達させればいいのです。
骨と筋肉の主な成分はカルシウムとタンパク質です。
この2つを摂取することが身長を伸ばすためには大事なのです。
だからといってこれだけを食べればいいというわけにはいきません。
丈夫な骨を作るにはカルシウムを吸収したり骨に沈着させたりするため、さまざまな栄養素のサポートが必要なのです。
反対にインスタント食品や加工食品、スナック菓子や清涼飲料水に多く含まれるリンはカルシウムを尿中に排泄を促し、腸管での吸収を妨げます。
ほうれん草やピーナッツに含まれるシュウ酸や食物繊維も同様ですから摂り過ぎには気をつけたい食品です。
これらを食べてはいけないというのではなく、いろいろな食品をバランス良く食べることが求められているのです。
寝る前の食事は身長にどう影響する?
夜寝る前にたくさん食べると胃腸は消化しようと働きます。
脳が眠ろうとしても身体の器官が働いていれば寝つきも悪く眠りも浅くなります。
実は成長ホルモンは睡眠中にたくさん分泌されます。
そのおかげで骨も筋肉も修復され発達していくのです。
成長ホルモンの分泌を促し効率よく作用させるためには良質な睡眠が欠かせません。
そのためには「お腹が空いて眠れないよ」というような場合のみ、睡眠覚醒リズムを整える働きをもつトリプトファンや睡眠促進物質を含みカルシウムも入っているホットミルクを飲むのがおススメです。
寝る前のストレッチは安眠を呼ぶ
また、寝る前にストレッチをするのも快眠を誘います。
ストレッチをすることにより、筋肉の疲れをとり骨や骨盤のゆがみが矯正され、深い呼吸をすることでストレスや緊張状態にある神経がほぐれていきます。
とくに正座をした姿勢から後ろに上半身を倒していくストレッチは身長が伸びる効果があると話題になっています。
寝る前のストレッチに加えてみてはどうでしょうか。
身長を伸ばしたいなら運動も不可欠
骨と筋肉は鍛えなければ発達しませんし、運動によって骨量が増えることも研究や実験結果から証明されています。
だからといって急に運動をすると身体に負荷がかかります。
普段運動をする習慣がない人ほど始めると無理をしがちです。
運動の前後にストレッチをして筋肉をほぐし柔らかくすることで、運動によるケガや不調を防ぐことができます。
また、人の皮膚にはプロビタミンDがあり、紫外線の刺激によってビタミンDに変わります。
これが不足すると丈夫な骨にはなりません。
外での運動にはこのように一石二鳥の効果があります。
おわりに
身長を伸ばすには栄養・睡眠・運動が揃うことが大事です。
寝る前のストレッチだけでは足りません。
でも良い睡眠にもつながるので、是非生活の中に取り入れたいものですね。