中学生になると、ほとんどの子が成長期を迎えるため体重が増え、身長もどんどん伸びていきます。
気がつくと自分よりも身長が低かった子の方が、いつの間にか自分より高くなっていた、なんてこともありますよね。
中学生になってもなかなか自分だけ身長が伸びなかったら、特に男子は悔しさや焦り、不安など複雑な気持ちになってしまうでしょう。
でもまだ中学生なら、身長が伸びる可能性は十分にあります。
中学生男子の平均身長や体重、身長の伸びに体重がどう関係しているのかについて、詳しく見ていきましょう。
中学生男子の平均身長は?
中学生男子の平均身長は以下の通りです。(2016年学校保育統計速報によるデータを基にしています)
・1年生152.7cm
・2年生159.9cm
・3年生165.2cm
ほとんどの子がこの身長というわけではなく、この身長の前後5cmの範囲内の子が多いということです。
そしてこの平均身長から計算すると、中学1年生から2年生の間ではなんと約7.2cmも伸びるということになります。
ですがこれはあくまで平均身長です。
身長の伸びは個人差が大きく、中学1年生の間で急激に成長する子も居れば、中学3年生になってから急に身長が伸びることもあります。
中学生男子の平均体重は?
女子が身長より体重を気にすることに反して、男子は身長に比べて体重についてはあまり気にしない子が多いようです。
でも、体重と身長は無関係ではありません。
身長が平均的なのに、体重が平均を大きく外れていたりすると注意が必要ですし、身長の伸びに影響することもあります。
身長だけでなく、体重についてもきちんと把握しておきましょう。
・1年生44.0kg
・2年生48.8kg
・3年生53.9kg
体重は身長の伸びにどう関係があるの?
身長が伸びていくためには、バランスよく栄養をとり、たくさん運動して、夜はぐっすり眠る、この3つがとても大切です。
何か1つでも欠けてしまうと、身長は伸びなくなってしまうかもしれません。
ですが、やりすぎてしまっても体に良くないのです。
昼間に友達とたくさん外で遊んだり、部活に入って体を動かし、家に帰ってしっかりご飯を食べることはとてもいいことですが、体をたくさん動かしたからと言って、必要以上に食べすぎてしまってもいけません。
実は太りすぎると、身長が伸びにくくなるという調査結果もあるんですよ。
身長が伸びるためには、成長ホルモンというホルモンが必要になります。
このホルモンは寝ている間にたくさん分泌されるので、夜更かししているとあまり分泌されません。
そして、太りすぎていても、成長ホルモンは分泌されにくくなるんです。
また、太っている子は成長期が平均よりも早くに訪れるということも分かっています。
他の子より先に成長期が来るだけならいいのですが、やはり一般的な男子と同じように、中学生の間に成長期が来る方が将来的に身長は高くなる傾向にあります。
もし今平均体重よりも、もっと体重があるようなら、運動量を増やして平均に近づけるようにした方がいいでしょう。
まとめ
男子中学生の身長や体重の平均、その関係などについて分かってもらえましたか?
でも本当にこれはあくまで平均です。
絶対にみんながこの平均通りに成長していくわけではありません。
あんまり気にしすぎてもストレスになって体に良くないので、これを頭に入れつつ、身長を伸ばすために良いことをしっかりやっていきましょう。