成長期=思春期とも言われる時期は、お子さんが自分で悩みを抱えがちな時期でもあります。

特に男の子の場合は、周囲の男の子との体型の違いを意識する子が多いです。

身長や声変わりなど個人差があるとは言え、自分への自信を失わないためにも成長期の正しい知識を知って欲しいと思います。

そこで今回は身長の伸びる時期についてご紹介します。
 

男の子の身長が伸びる時期とは

 
一般的に男の子の身長が伸びる時期は、成長ホルモンの分泌が活発になる12~15歳の間と言われています。

身長が平均で7cmも伸びる時期で、もっと伸びる子では10cmも伸びる男の子もいます。

しかし、平均であるということはそれよりも遅くに身長が伸びる時期がやってくるということです。

実際に中学校後半から身長が伸び始め高校生になってからも伸び続けたという男子も多くいます。

早く成長期のピークを迎えた子は早く成長する時期も終わります。

スタート時期には個人差があり、心配な場合は人と比べるのではなく毎年自分の身長の変化を見るようにしましょう。
 
 

中学生の平均身長

 
一参考として、日本人の中学生の平均身長をご紹介したいと思います。

まず、
中学1年生では女の子151.8m・男の子が152.3cm、
中学2年生では女の子154.8cm・男の子159.5cm、
中学3年生では女の子156.5cm・男の子が165.5cmです。

男の子は3年間で13.2cmも平均で成長することに対して女の子は平均4.7cmです。

これは女の子の方が成長期のスタートが早いことが理由に挙げられます。

中学生になると女の子は成長期の終わりが近付いているのです。
 
 

成長期に心がけるべきこととは

 
そして、身長が伸びる時期にしっかりと質の良い睡眠をとり、成長を促進させる食事を食べ、適度に体を動かすことが何よりも重要です。

身長が伸びる時期にこれらをしっかり行わなければ、それ以降に身長を伸ばそうと思っても伸ばすことができません。

もちろん、お子さん一人が全てを行うことも難しい時期です。まだまだ心身ともに親御さんの協力が必要な時期です。

夜更かししないように早寝早起きを習慣づけさせること、たんぱく質やカルシウム・マグネシウム・ミネラル・ビタミンなどの成長を促進させる食事を提供してあげること、そして遊んでいるように見えるかもしれない運動も大切なのです。

そして、何よりもお子さんが気にかけている成長に関わる会話には気を付けましょう。

成長期である思春期は非常に傷つきやすく難しい時期でもあります。

頑張ろうとしていることを否定したりプライドを傷つけたり、心配させるような言動には注意しましょう。
 
 

おわりに

 
成長期ははじまりも終わりも個人差が大きいことをお子さんと共に親御さんもしっかり理解しましょう。

男の子の場合、高校生になっても身長が伸び悩んでいるということであれば、一度専門家の方に見てもらうことを検討してもいいかもしれませんね。