スポーツジムで体を鍛えている人やダイエット中の人がよく飲んでいるプロテイン。

中学生が飲むと身長が伸びるという噂もあるようですが、一概には真実とは言えません。

プロテインはあくまで補助食品であり、プロテインを飲んだからといって、身長の伸びに直結するわけではないのです。

ただ、プロテインが身長を伸ばすのに全く意味がないのかというと、それはそうとも言い切れません。

スポーツをしている子にはやはりタンパク質がたくさん必要ですし、タンパク質は身長を伸ばすために必要です。

中学生とプロテインの付き合い方、身長を伸ばす為に大切なことを考えていきましょう。
 
 

プロテインを飲んでいるのはどういう人?

 
プロテインとはタンパク質のことです。

タンパク質は、骨や筋肉を形成し、成長させていくために必要な栄養素です。

ですから、スポーツをしていて筋肉をつけたい人や、ダイエット中でカロリー制限をしている人が効果的にタンパク質を補うために、プロテインをよく飲んでいるんです。
 
 

プロテインと身長の関係は?

 
身長が伸びるということは、筋肉や骨が大きく成長するということです。

筋肉や骨の成長にはタンパク質が必要不可欠ですから、タンパク質の栄養補助であるプロテインは全くの無関係というわけではありません。

しかしスポーツ選手を目指しているなどの特別激しいスポーツをしている子でない限り、中学生がタンパク質不足に陥るということは通常考えられません。

一般的な中学生であれば、普通の食事から十分なタンパク質は摂取できると考えられます。

なので、あえて中学生が身長を伸ばすためにプロテインを飲むという必要は全くないのです。

それにタンパク質だけが身長を伸ばすわけではありません。

身長が伸びていくためには、タンパク質以外のビタミンやミネラルなどの栄養素や、運動、睡眠が必要不可欠です。

プロテインだけにこだわらず、いろんな栄養素をバランスよく食事から摂取するように心がけることが大切です。
 
 

プロテインの飲みすぎには注意

 
プロテインをたくさん飲めば飲むほど、筋肉が強くなったりと、より効果的だと考えている人もいます。

しかしプロテインはたくさん飲めば、その分効果がでるというものではありません。

体の中で必要な分のプロテインが使わたあと、余った分は尿と共に排出されるのです。

しかも、過剰にプロテインを摂取すると腎臓に負担がかかります。

腎臓は負担がかかる状態が持続すると、重篤な病気を発症する恐れもありますので、プロテインの飲みすぎには注意しましょう。
 
 
 
もしお子様が身長に伸び悩んでいて、プロテインを飲みたいと相談してきたら、これらのことをしっかりと説明してあげましょう。

身長が伸びるかどうかは、遺伝的なものよりも、生活習慣や栄養バランスによって大きく左右されるものです。

どうやったら身長が伸びるかを考える前に、何故身長が伸び悩んでしまっているのかに目をむけ、お子様のライフスタイルや食事バランスを見直してあげることもとても大切です。